夏の残暑も過ぎ、過ごしやすい季節になりました。とは言え、異常気象の影響で、未だに夏の疲れを引きづっている人も多いかもしれません。
この状況は冷房や冷たい飲み物などが原因で、内臓機能の低下による体の不調やむくみ、また、自律神経の乱れによる、やる気が起きない心の不調が続きます。
この状態から抜け出すには、軽く体を動かして、全身の血液循環を促し、体温を上げることが大切です。体温が上がり、内臓の働きもよくなると体本来の機能が回復し、乱れていた自律神経も整ってきます。
ちょっと疲れてるかも・・・と感じてるみなさんへ、気軽に出来るエクササイズをご紹介します。
【解消のポーズ その1】逆転のポーズ
下半身の血液の循環を良くし、むくみを改善。神経を鎮め、目の疲れにも効果的です。
- 壁の方に足を向けて仰向けに寝て、骨盤をできるだけ壁に近づけていき、壁に沿って足を垂直に伸ばしていきます。
- 上半身は、両手を上げて胸を開きます。
- ひじは軽く曲げ、肩が床から浮かないようにしましょう。
- 目を閉じ、床に全体重をゆだねるようなイメージで、ゆっくりと深い呼吸をし、同じ体勢で2~3分キープ。
※目をリラックスさせることは肝臓や腎臓の機能回復にもつながると言われています。
【解消のポーズ その2】バタフライのポーズ(合蹠のポーズ)
太ももから股関節の柔軟性を高める効果があり、腰から背中までも伸ばします。また、自律神経を安定させてくれる効果もあります。
- 足の裏同士を合わせて座ります。小指側が合えば良いので、親指側は離れていても大丈夫です。
※腰が力みそうでしたら、かかとを前に出すとポーズを易しく行うことができます。反対に、近付けるとポーズを深めることができます。 - そのまま両手を組み、足先をつかむか、組まずに足首を持ってもどちらでも構いませんので、持ちやすい方を持ちましょう。
- そのまま吸う息で背筋を伸ばしたら、吐く息で上体を少しずつ前に倒し、背骨が長く伸びるところで自然とお顔を伏せ、そのまま深い呼吸を繰り返します。
※無理に倒す必要はありません。